症状①ー確認ー

まず私が困ったのは、仕事の伝票や物の確認の多さです。
郵便物を送ることも多かったのですが、相手が違うのではないか、中に大切なものを入れてしまったのではないか、書類に不備があるのではないか、切手は貼ったか、料金は大丈夫か、のり付けは、汚れは、、、1通出すだけで大変です。
そして、何度確認しても不安でした。

物を落としたのではないか、とふりかえる。
同じ場所を行ったり来たりする。
行ったり来たりすることで、また落としたのではないか、と思い、、、そのループです。

そしてゴミが捨てられない。
ゴミの中に大切なものをまぜてしまったのではないか。
一緒になにか捨ててしまったのではないか。
そのため、ゴミ1つ捨てるのに、裏表を確認し、電球に透かしてみたり、握ってみたり、誰かに問題がないか確認をしたりして捨てていました。
それでも不安です。

出かける前も大変です。
鞄の中に何か入れてしまったのではないか。
逆に、忘れ物があるのではないか。
当然、落とす可能性があるので、ズボンやスカートのポケットには何も入れられません。
さらに鞄は、落とす不安があるので口がしっかり閉じるものしか使えません。
ファッションもだんだん、忘れていきました。

本や新聞を読むことさえ、出来ませんでした。
何か大切なものを挟んでしまったのではないか。
そのまま古紙の回収に出してしまったのではないか。
何度も何度も新聞を振ったり、1ページずつ確認したり、やっぱりそれでも不安でした。

とにかく不安。不安、不安、不安、でした。
上記はあくまで一例で、書ききれないほどたくさんの確認作業の毎日です。

そして何もできなくなって行きました。